2013/07/10

別冊「根本宗子」第2号『根本宗子お祭り公演-バー公演がバーを飛び出した!-』

浅草、木馬亭にて月刊「根本宗子」のオムニバス番外公演を観た。

月刊「根本宗子」って劇団の名前は聞いたことあったし、主宰の根本さんは良い名前をつけるなぁ本谷有起子とか江本純子みたいだと思ってたので、期待をして観に行った。

木馬亭は浅草にある寄席で、やっぱり寄席っていい雰囲気ですねえ。浅草って何度来てもいいところだなあ住みたいなあと思った。

僕が行った本日の夜公演は5つの短編のうち「喫茶室あかねにて。」「改正、頑張っているところ、涙もろいところ、あと全部。2013年、初夏。」「はなちゃん」の3本が上演された。
公演前に根本さんがあいさつをしていたのだけど、その感じと芝居の内容(台詞回し含め)の印象がだいぶ違っていたのだけどなんでなのだろうか。あいさつは面白かったんだけど、三本のコメディはほぼ笑えなかった。

笑えなかった、というのは「クソつまんなかった」という表現だとちとズレがあって、「まったく面白くなかった」の方が似合う。つまんなくはなかった。まったく面白くなかった。その違いは何かと言うと、つまんないというのはだらだらしたモノを目にした時の時間が遅延していくような退屈さを表す感覚。
まったく面白くないというのは、おもしろおかしく楽しそうにしている人と自分の間にあるでかいミゾを眺める感覚。
実際、僕の周りのおっさんたちは舞台上で跳ね回って駄々を延々とこねる女の子たちの一挙手一投足にドッカンドッカン爆笑していた。そりゃもうドッカンドッカン笑っていて、あまりにもドッカンドッカン笑ってらっしゃるもんだから、これがいわゆる「面白い」なのだろうなと思った。だけど思ったからといって笑えるかって笑えず、だから、間違っているのは笑えない僕の方で、自覚すればするほど誰からもどんどん遠ざかっていくようだった。キャラクター達とも、根本さんとも、会場のお客さんとも。温度差はどんどん広がって崖になりミゾと化し、谷底で僕はマジで寂しかった。はー。

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